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住吉神社
【すみよしじんじゃ】


喜多郡長浜町大字長浜にある神社。御建山山頂(海抜約50m)に位置する。はじめ市街地の一画(現在の電電公社敷地)にあったが,昭和42年に社地を売却,その代金で裏山の現在地に移転改築した。元和5年に大洲藩初代長浜船奉行市橋新右衛門が,大字沖浦にある海士(住吉)明神を長浜三島明神の小祠に移し祀ったのに始まる。承応4年には2代藩主泰興が自ら施主となって住吉大明神の本殿を造営した(住吉神社沿革史)。その後の長浜は,この社地を中心として左右均等の町地割が進められ,急速に繁栄した。一般の住吉信仰にも支えられて,近世以来の長浜水運守護神をつとめ,明治維新に住吉神社と改称した。旧県社。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7201872