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高縄神社
【たかなわじんじゃ】


北条市宮内の河野(こうの)川右岸山裾にある神社。祭神は大山祇神。社伝によれば,推古天皇の時越智益躬が高縄山天神森に社殿を造営,保延2年河野親清が宮内の小地名馬場に移建,高縄三島神宮と称したという。「三代実録」貞観5年の条によると,高縄神は従五位下の神階を授けられている。神主職は代々正岡氏が勤めた。天正13年河野氏滅亡の後は後援者を失って衰退,慶長5年には社殿を焼失。その後松山藩の保護により次第に復興,明治3年高縄神社の旧号に復し,同4年郷社,同28年県社に昇格。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7202005