鼓尾村
【つづみおむら】

旧国名:伊予
(近世)江戸期~明治初年の村名。宇和郡のうち。宇和島藩領。佐田岬半島の基部,伊方(いかた)湾に注ぐ伊方大川の上流部に位置する。東隣りの両家(りようけ)・枇杷谷(びわだに)両村とともに平家伝説の村で,村名は「皷之緒」とも書き(
墅截),落人のもたらした皷に由来するという(保内町誌)。はじめ保内(ほない)郷,ついで保内組に所属。村高は「慶安郷村数帳」では49石余,うち田22石余・畑26石余,「元禄村浦記」「天保郷帳」ともに132石余。「
墅截」では「村柄は下,田方・畑方下,水掛は吉」と見え,百姓数19,うち本百姓8・半百姓11。「大成郡録」では高132石余,田4町4反・畑31町4反,物成は47石,家数20軒,人口142,小物成は真綿・麻苧・漆のほか,薪58束・鍛冶炭2石7斗・柿渋1升9合・糠4石2斗など。江戸期を通じて宮内村庄屋都築家が庄屋を兼務し,両家・枇杷谷両村とともに宮内村の枝村的存在であった。神社は客神社で,創立年代は不詳。明治初年,宮内村に合併。現在の保内町大字宮内のうち。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7202176 |





