八幡神社
【はちまんじんじゃ】

八幡浜(やわたはま)市街中央部，愛宕(あたご)山山麓の字神山にある神社。旧県社。宇佐八幡宮の系統と考えられ，祭神は応神天皇。江戸期矢野郷28か村浦の総鎮守で，市名も当神社名に由来するという。創建は養老年間と伝えられる。「万葉集」の「矢野の神山」所在地の１つとされ（万葉代匠記），境内に記念碑がある。例祭日は10月19日。当社所蔵文明15年の奥書のある「八幡愚童記」は県文化財（典籍）。昭和53年不審火で本殿を焼失。現社殿は同55年再建したもの。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7202686