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日招八幡神社
【ひまねきはちまんじんじゃ】


松山市保免町にある神社。祭神は湍津姫命・市杵島姫命・品陀和気命など。旧郷社。社伝によると,はじめ越智益躬が筑紫から勧請し,大同年間に大納言雄友卿が祈願して痘瘡を平癒したことから,痘瘡宮として民間の信仰を集め,元慶年間に八幡神を合祀し,石清水八幡宮と号したという。元暦元年,佐々木高綱が入国して砥部・荏原の2城主と戦った時,この社に祈って太陽を呼び返して大勝を得たので高綱は日招八幡宮と改称し,所領を寄進したと伝えられるが,「伊予古蹟志」では佐々木盛綱のこととし,「大洲随筆」では出淵城主出淵盛綱のこととしている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7202806