伏越村
【ふしごえむら】

旧国名:伊予
(近世)江戸期~明治初年の村名。宇和郡のうち。宇和島藩領。山奥組周智郷に所属。黒瀬川沿岸の山間地に位置する。村高は天正検地では60石余,「慶安郷村数帳」では60石余,うち田51石余・畑9石余,「元禄村浦記」「天保郷帳」ともに137石余。寛文年間頃当村は古市村の枝村となり,同村庄屋の支配となった。「大成郡録」では家数35軒・人口149,牛4・馬4,鉄砲3丁,寺はなし,神社は牛頭天王・ほこのごぜん。「
墅截」では「村柄は下,水掛は吉」とあり,百姓数23,うち本百姓17・半百姓6,物産は薪・鍛冶炭・真綿・麻苧・漆・茶・楮・畳蒋など。年不詳だが,明治4年頃に古市村に合併。現在の城川町大字古市のあたり。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7202888 |





