100辞書・辞典一括検索

JLogos

17

石土神社
【いわづちじんじゃ】


南国市十市(とおち)にある神社。延喜式内社。祭神は磐土神(石土比古命)。相殿に石土神・底土神を祀る。石土大明神(南路志)・石土明神社(土佐州郡志)とも称した。創祀は未詳であるが,承和8年8月「石土神」として大川上美良布神社(現香北(かほく)町)とともに官社に列せられた(続日本後紀)。「延喜式」神名帳長岡郡条に「石土神社」と見える。元禄8年の土佐国石土宮記によれば,当社はもと社後方の石土山麓の巌窟の中にあったが,元禄7年吉田源八郎が大庭宗景らと参詣した折に社殿の衰廃を嘆き,参詣人とともに再興。土佐5代藩主山内豊房も参詣し,社殿・鳥居を建立したと伝える(南路志)。古くは付近の禅師峯寺の奥院として土地の人々の信仰を集めた(土佐州郡志)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7204133