北川①
【きたがわ】

旧国名:土佐
南流して土佐湾に注ぐ奈半利(なはり)川とその支流域に位置する。山林が多く耕地は少ない。北に亀谷山・郷谷山,西に鐘ケ竜森・高善森,南東に野根山など標高900~1,100m級の高山がある。集落は奈半利川とその支流域に点在する。和田妙楽寺縁起(中村家所蔵)の寛治6年8月6日条に北川郷の山境について「一,是ヨリ東ヘヨリ,八町ノヨコマクライナキノ大ツヘ次郎カ野モミノ木イタヌチ鳥コ疋,野根北川ノ堺ナリ」などと見える。地名については,当地には凡河内氏の一族が来住して大河内村と称し,奈半利川以東の土地を領有していたが,のち姓を北川と改めたことで村名も改称されたとされる(北川風土記)。北川家の菩提寺松林寺の開基は建久元年といい(編年紀事略),北川氏の移住はそれ以前と考えられる。
【北川之村(中世)】 織豊期に見える村名。
【北川郷(近世)】 江戸期の郷名。
【北川村(近代)】 明治14~22年の村名。
【北川村(近代)】 明治22年~現在の安芸郡の自治体名。
【北川(近代)】 明治22~29年の北川村の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7205202 |





