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熊井
【くまい】


旧国名:土佐

伊与木川下流に位置する。伊与木川は当地付近で大きく蛇行し,水害の常襲地である。地名は,寿永3年紀州熊野の別当田辺湛増が当地の東方,伊与木川の支流熊井川の源である串山を越えた所にある熊野浦に漂着し,当地に熊野三所権現の神体を安置したことに由来するという(南路志)。この熊野神社は法泉寺山に鎮座する伊与喜郷の総鎮守で,永享8年・応仁2年・天文5年・天正12年・寛政6年銘の社殿改築の棟札があり,戦国期の大檀那は伊与木氏である(同前・佐賀町郷土史)。境内には黒木の御所があり,元弘の乱の際に大方町米原に配流された尊良親王が時々この御所に来て無聊を慰めたという(南国遺事)。
熊井村(中世)】 織豊期に見える村名。
熊井村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
熊井(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7205432