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坂折
【さかおり】


旧国名:土佐

香長平野の西部に孤立する,古生代二畳紀の坂折山(76.4m)を中心に位置する。地名の由来については詳らかでないが,坂折は神に供える「榊折」の転訛ともいわれる(南国市史)。坂折山の南斜面には古墳後期の横穴式古墳4基があり,台付直口壺・広口壺・高坏などの須恵器が出土。集落南部の水田中に,江戸期の「南路志」で平安期前半の国分尼寺と比定された野中廃寺跡がある。400尺平方の寺域のうちに金堂跡,中門跡と推定される地下から土師器・須恵器などが発掘された。
サカウリ(中世)】 織豊期から見える地名。
坂折(近代)】 明治29~31年の長岡村の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7205803