中津渓谷県立自然公園
【なかつけいこくけんりつしぜんこうえん】

県中央部，仁淀川上流部にある県立自然公園。昭和33年３月指定。面積1,684ha。吾川(あがわ)郡吾川村の西半部，仁淀川支流の中津川流域を主要地域とする。吾川村下名野川から仁淀川への合流点名野川渡までの下流部が特に渓谷美に優れ，渓流・滝・巨岩などの景観の変化に富む。新緑・紅葉期に訪れる人も多い。一方，源流部にあたる明神山（1,540.6m），雑誌山（1,328m）など愛媛県境部付近の山嶺付近は，ススキやササの草原景観を呈し，山頂からは四国山地の眺望もよい。明神山中腹には，スキー場・キャンプ場もあり，県民のレクリエーションの地となっている。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7207080