100辞書・辞典一括検索

JLogos

15

松尾八幡宮
【まつおはちまんぐう】


土佐市高岡町にある神社。旧郷社。祭神は足仲津彦尊・息長足媛尊・品陀和気尊。「南路志」は社記を引用し,「当社ハ高岡親王京都より御勧請」という。別当寺であった新義真言宗の医王山境地院清滝寺の縁起は,空海と平城天皇の第2皇子高岡親王が清滝寺を建立し,「其御時山城国愛宕山の大権現並に八幡宮を勧請し奉り,当地鎮護氏社と仰給ふ」と伝える。応安3年銘の鰐口があり,天文17年に藤原有定らが修築した。天正17年の高岡地検帳に「松尾」として「社壇八幡宮〈舞殿五間,横殿三間〉」とある。明治に入り清滝寺を分離し,八幡宮の本地仏3体は清滝寺に祀られる(土佐市史)。明治5年郷社に列した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7208149