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三島五社神社
【みしまごしゃじんじゃ】


高岡郡檮原(ゆすはら)町田野々にある神社。旧郷社。祭神は大山祇命・五山祇命。天文17年鷲ケ森城主中越三河守吉長が伊予国三島での合戦の折,同地の三島大明神に誓願し勝利を得たことから勧請したと伝える(皆山集)。木像5尊のうち1尊の裏に「天文十七戊申年菊月良辰,願主長谷部朝臣中越吉長欽白」とある(南路志)。天正16年の津野惣郷神社帳に「三島明神 本社一間四面 横殿三間」とあり,同年の津野越知面村地検帳に三島神田が見える。その後,社殿流失し退転したが元和3年再興し,五社大明神と称した。しかし御正体の鏡裏に「三島」とあり,勧請由来をも考え,正徳年間より三島と称えたという(南路志)。明和元年現社号を定めた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7208220