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岑本神社
【みねもとじんじゃ】


香美郡香我美町岸本にある神社。旧郷社。祭神は底津綿津見神・中津綿津見神・上津綿津見神。竜神・八大竜王・竜王社とも称す(南路志ほか)。岸本東部の月見山の南崖下,脇の磯に位置し,地元では脇磯神とも呼ばれた(皆山集)。創祀は未詳。「三代実録」貞観8年5月22日条で,正六位上から従五位下に昇叙した「峯本神」に比定される。古くから社前を死体をかついで行くと必ず神の祟りによって暴風雨が起こるといわれ,明治4年に至って制札が立てられた(皆山集)。僧侶が社務をつかさどったため社号はすたれ,神官も不在であったのを,明治4年に現社名に改めた(香美郡町村誌岸本村)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7208308