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森山八幡宮
【もりやまはちまんぐう】


吾川(あがわ)郡春野町森山にある神社。旧郷社。祭神は応神天皇・日野資朝・同朝保・同勝朝・同照清ほか。社伝によれば,日野資朝の孫勝朝が正平23年,後村上天皇の死後,南朝の衰微を悲嘆し八幡神および什器を背に回国し,翌24年4月吾川郡仲村郷沖太郎村用成,森山の狩谷口に仮屋を造り八幡神を祀り,父朝保の霊をもあわせ祀ったのに始まるという。天正3年長宗我部元親の弟香宗我部親泰らが大檀那となって再建(蠧簡集)。同17年の仲村郷森山地検帳に「御八幡宮床」に「一所五代」とあり,本社は「壱間四方板ツキ也」,横殿は2間3間の茅葺とある。明治5年郷社に列格,例祭は2月22日と10月20日。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7208460