竜
【りゅう】

旧国名:土佐
土佐湾のほぼ中央,横浪半島東端宇津賀山の東に位置し,入江に面する。地内中央に蟹ケ池(七葉の池)湿原があり,山麓に四国霊場八十八か所第36番札所の青竜寺がある。寺の縁起は弘法大師が中国から仏道修行の帰途,仏法弘布の聖地としてこの地を定め,師恵果のいた長安青竜寺にちなんで開基建立して名付けたという。縁起に関してはほかに豊富な伝説がある。寺の東の関のウラでは7世紀の集落遺跡が発見された。なお地内から土師器・須恵器が出土している。
【竜ノ村(中世)】 織豊期に見える村名。
【竜村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【竜(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7208711 |





