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若松町
【わかまつちょう】


(近代)昭和11年~現在の高知市の町名。もとは高知市下知の一部。堀川最下流の左岸に位置し,東部は浦戸湾に面する。町名は通称に緑町および海岸通があり,海岸の緑にちなんで若松町と称したという(高知市史)。町の東端に明治5年に架けられた青柳橋があり,高知市東部への連絡橋となっている。昭和20年の高知大空襲,同21年の南海大地震,同39年台風20号および同45年の台風10号などでは大きな被害を受けた。昭和30年代までは堀川には機帆船が出入りし,回漕店の立ち並ぶ活気ある町であったが,フェリー・トラックの発達により次第に活気を失ってきた。同49年地内の一部に住居表示が実施され,稲荷町の一部を編入。世帯数・人口は,昭和35年252・852,同50年275・709(男343・女366)。なお本県最初の横綱玉錦(西内弥寿喜)は明治36年当地で生まれた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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