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赤司
【あかじ】


旧国名:筑後

陣屋川下流域に位置する。字四ノ江・十ノ江・八ノ江・十一などがあり,条里制がしかれたことが推定される。「三代実録」によれば,元慶7年筑後国司都朝臣御酉が殺害され財物も掠奪され,推問筑後国司殺害使として藤原良積が下向し事件を処理した。赤司集落の田中の「良積石」は良積ではなく,御酉の墓という(筑後国史)。また地内の立ケ崎は,御酉または藤原良積の居館跡ともいう。地内の赤司八幡宮はもと豊比咩神を祀ったが,延長2年水沼の君守季が応神天皇を合祀した赤司の鎮守。
赤司(中世)】 鎌倉期から見える地名。
赤司村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
赤司(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7208832