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浅生八幡神社
【あそうはちまんじんじゃ】


北九州市戸畑区浅生2丁目にある神社。旧県社。祭神は神功皇后・応神天皇・比売大神・須佐之男命・道祖神。中世この地方に勢力をもった麻生氏が,居城の花尾城の鬼門に当たる枝光に下野国宇都宮より八幡宮を勧請,それをさらに天正7年に戸畑村の産土神として戸畑村塩井崎に分祀したものが当社の創祀という(続風土記付録)。寛文年間に鳥旗の地に移され大正9年道祖神を祀る名護屋神社と合併して現在地に遷された。浅生の地は,麻生氏の名乗りから花尾城とともにその本拠地の1つと考えられている。例祭の7月13日~15日に行われる戸畑祇園大山笠行事は,1基に309個の提灯を重ねた重さ2.5tの提灯大山笠をヨイトコサヨイトコサのかけ声とともに練り歩く。享和3年この地に流行した悪疫の終息を祝って始められたといい国重要無形民俗文化財である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7208923