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洗町
【あらいまち】


(近代)明治6年~現在の町名。はじめ三潴(みずま)郡,明治11年御井郡,同22年からは久留米市の町名。通称の1~4丁目がある。江戸期は洗切と称し,久留米城本丸丘陵の西麓,筑後川左岸の川港で,藩は,正保2年住民を他に移して水軍の武家屋敷地とした。町名は,この洗切の頭文字に由来する。明治17年の戸数88・人口542。大正7年日本足袋会社の工場設立。同14年戸数197。昭和4年町の大半が日本足袋の工場用地に買収され,町民は移住,鎮守の日吉神社は京町日吉神社へ合祀。同社は有馬氏入国時,西久留米郷の総社として旧城内西丸にあったのを洗切に移したという(洗町小誌)。昭和57年の世帯数・人口とも皆無。現在,全町域が,日本ゴム(日本足袋の改称)とブリヂストンタイヤの敷地。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7208966