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石堂大橋
【いしどうおおはし】


御笠川下流に架かる橋。福岡市博多区の中呉服町・下呉服町と千代3丁目を結ぶ。橋長65m,幅員27.6mのコンクリート橋。市道が通る。戦災復興にともなう県の都市計画事業の一環として,昭和34年4月,新たに架設された。国道3号と市中心部を結ぶ重要な地点にあり,交通量も多い。橋の名は,博多七堂の1つ石堂に由来。付近に,春姫伝説で知られる濡衣塚がある。橋をまたいで福岡都市高速道路の出口が建設され,付近の景観も大きく変貌しつつある。約100m上流には,「往こか帰ろか新茶屋に寄ろか,ここが思案の石堂橋」と歌われた,明治37年架設の石堂橋がある。柳町・水茶屋という歓楽街に挟まれ,かつては市内で最も通行量の多かったこの橋も,現在では老朽化が進み,往来もまばら。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7209106