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一岳城
【いちのだけじょう】


室町期~戦国期の山城。五箇山城ともいう。筑紫郡那珂川町五箇山に所在。標高648mの一ノ岳山頂部に本丸を置き,「続風土記」は「本丸の址,方三段許……是はむかし九州の探題千葉氏の居城なりしとかや」と記す。また同書によれば,戦国期に筑紫上野介広門の出城として用いられ,天正14年7月,島津・秋月連合軍に広門が敗れて降伏すると秋月種実の属城となったが,まもなく再挙した広門が秋月の城兵を追って奪還したという。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7209187