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今村手永
【いまむらてなが】


旧国名:豊前

(近世)江戸期の手永名。小倉藩領における広域行政区画である手永の1つで,大庄屋が置かれた。豊前国企救(きく)郡のうち。当手永に属する村は,万延年間には高野・蒲生(かもう)・今・小熊野・高槻・荒生田・上到津(かみいとうづ)・下到津・井堀・中原・干上・平松浦・金田・菜園場・田町・原町・下篠崎・上篠崎・清水町・藍島・馬島の21か村(藩政時代の北九州)。なお,元和8年の「人畜改帳」では,到津・篠崎・到津内新町・小熊野・今・かわら焼町・高月の村々が高月手永として記載される。大庄屋は,天保12年には今村九左衛門(県史資料5),文久元年には今村源三郎(同前7)。現在の北九州市小倉北区・小倉南区・門司区の各一部にあたる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7209335