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恵蘇八幡宮
【えそはちまんぐう】


朝倉郡朝倉町山田にある神社。旧郷社。祭神は応神天皇・斉明天皇・天智天皇。百済救援のために筑紫に下向した中大兄皇子(後の天智天皇)が戦勝祈願のために創祀し,のち白鳳期に斉明天皇,天智天皇を合祀したと伝える(続風土記)。ただし当時から八幡宮であったかどうかは定かではない。近世には天台宗の朝倉山長安寺が社僧を務めた。以前は神領も多く,上座郡(朝倉郡内)の惣社として人々の信仰を集めた。江戸中期に神幸祭で使用された獅子頭一対には享保5年の銘があり,県有形民俗文化財。境内の大樟は県天然記念物。例祭は10月15日。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7209564