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烏帽子島
【えぼしじま】


糸島郡志摩町に属する無人島。糸島半島と長崎県壱岐島とのほぼ中間の玄界灘にあり,県の最西端をなす。周囲約800m。玄武岩からなる円形に近い台地状の島で,標高43m。周囲は高さ約40mの海食崖の海岸で,島名は,形が烏帽子に似ることに由来。明治8年に初点灯された灯台はイギリス人ブラントンの設計による白八角形鉄造で,昭和50年に閃白光式,光達距離約37kmの白色円形型コンクリート造(高さ15.84m)となり,太陽電池の採用で無人化した。灯台は東経129°59′8″,北緯33°41′11″に位置し,付近一帯はタイ・イサキなどが豊富な漁場。芥屋大門(けやのおおと),壱岐島の筒城崎,佐賀県の玄武洞七ツ釜へは15~20km程度。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7209597