100辞書・辞典一括検索

JLogos

22

円清寺
【えんせいじ】


朝倉郡杷木(はき)町志波にある寺。曹洞宗。山号は竜光山。本尊は聖観世音菩薩で当地にあった金烏山金応寺紫雲院のものを移安。慶長9年黒田藩筆頭家老栗山大膳の父利安が,主君黒田孝高(如水)の菩提のため第翁鱗及を開山として建立。山号寺号は如水の法名,竜光院如水円清居士にちなむ。如水・長政父子,利安・大膳父子ゆかりの画像などを所蔵するが,特に宗儒和尚の賛がある紙本着色黒田如水像は県文化財。また慶長5年黒田如水が豊後国日田郡長福寺から持ち帰り寄進したという銅鐘は(続風土記拾遺),朝鮮鐘で11世紀前半(高麗時代)を下らぬ製作とされ,国重文。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7209604