大島
【おおしま】
旧国名:筑前
中御島ともいい(正平年中行事/宗像神社文書),肥前大島と区別して筑前大島ともいう。玄界灘北方に位置する大島全域。西に沖ノ島がある。地名は,宗像(むなかた)近海最大の島であることから名づけられたという。東西3.2km・南北2.7km,面積7.5km(^2)のひょうたん形の島で,最高地点は標高224mの御岳。全体として15~30°の比較的傾斜の大きな丘陵をなし,わずかに南東部沿岸に低地があり,集落が形成される。宗像神社中津宮の鎮座地で,同境内および御岳山頂に古代祭祀遺跡がある。
【大島(中世)】 鎌倉期から見える地名。
【大島村(近世)】 江戸期~明治初年の村名。
【大島村(近代)】 明治22年~現在の宗像郡の自治体名。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7209698 |