100辞書・辞典一括検索

JLogos

5

勝浦触
【かつうらふれ】


旧国名:筑前

(近世)江戸後期の触名。福岡藩領の広域行政区画である触の1つで,大庄屋が置かれた。筑前国宗像(むなかた)郡のうち。福岡藩領の触名は大庄屋の居村の名を冠することが多いため,大庄屋交代にともなってたびたび触名が変更されたが,当触名は文化9年のもの。福岡藩郡方覚(県史資料7)によれば,文化9年の当触の所属村は勝浦・奴山・用山(もちやま)・大石・須多田・在自(あらじ)・津屋崎・津屋崎塩浜・渡・牟田尻・田島・多礼・吉田・田野・上八(こうじよう)・池田・河東・江口・神湊・鐘崎・地島・大島の22か村,大庄屋は勝浦村源五郎で,大庄屋給米100俵。現在の宗像市・玄海町・津屋崎町・大島村の各一部にあたる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7210088