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上今任村
【かみいまとうむら】


旧国名:豊前

(近世)江戸期~明治20年の村名。豊前国田川郡のうち。彦山川上流域に位置する。正保~元禄年間に今任村が上・下両今任村に分かれたことにより成立したとみられる。小倉藩領。伊田手永に属す。村高は,「元禄国絵図」515石余,「天保郷帳」824石余,「旧高旧領」910石余。享保飢饉の餓死者は32人(開善寺過去帳)。鎮守は野原山八幡宮。幕末から明治初年にかけて郷儒長野秋山が私塾柳蔭舎・長陽舎を開き,また掉尾の大庄屋南野直七も地方文教に尽力した。明治初期の戸数124・人口643,うち男327・女316(豊前村誌)。明治8年上今任小学校創立。明治20年今任原村の一部となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7210219