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上内
【かみうち】


旧国名:筑後

上宇治とも書く。白銀川(銀水川)の上流域に位置する。北に稲荷山,南に上徳山がある。中世に宇治村が上下に分村して成立したといい,本来宇治が古称で,内は当て字かと思われる。汐井川・汐井場というところがあり,入海にして近辺に舟渡しの処がなければ宇治というとある(三池郡田隈組村誌)。地内に釈迦堂古墳群がある。上内八幡宮境内には正平7年11月20日の紀年銘をもつ五重石塔の残欠がある。東部には吉ケ谷第一堤・同第二堤,巡礼淵堤などがある。
上内村(中世)】 戦国期に見える村名。
上内村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
上内村(近代)】 明治22~40年の三池郡の自治体名。
上内(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7210228