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上金屋町
【かみかなやちょう】


(近代)明治7年~昭和41年の町名。江戸期の博多の1町金屋町上が改称して成立。明治12年の戸数45・人数278,物産は博多織帯地,民業は工18戸・商20戸・雑業5戸(福岡区地誌)。明治11年福岡区,同22年福岡市に所属。御笠川下流左岸に位置する。明治22年の戸数55・人口298(福岡市誌)。戦前の地図には椎茸問屋・材木店・鉄工所・ポンプフンムキ工場などの名が見える。昭和20年の空襲で町の西側を焼失,東側は焼失をまぬがれ,戦火は当町でくい止められた。戦後の復興事業により道幅も広まり,人家は後退し,官内町との三差路は十字路となり,町のほとんどは昭和通に含まれた。同41年下呉服町・中呉服町となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7210248