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唐津街道
【からつかいどう】


長崎街道の木屋瀬宿から福岡城下を経て唐津城下に至る街道。当初は豊前小倉から筑前国に入り若松・芦屋・赤間・畦町・青柳・箱崎・博多・福岡・姪浜・今宿・前原と福岡藩領内の11宿を通り,深江(中津藩領)・浜崎(対馬藩領)の2宿を経て唐津城下に至った。明和年間には小倉から黒崎・木屋瀬と長崎街道を通り,木屋瀬で分岐して赤間に至るルートに変わっていた。当初福岡藩・唐津藩の参勤交代路であったが,文政8年以降薩摩藩主も筑後松崎宿から二日市宿を経て博多に至り,博多から唐津街道を利用した。現在は福岡と唐津を結ぶ国道202号が唐津街道と呼ばれている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7210438