100辞書・辞典一括検索

JLogos

11

関門国道トンネル
【かんもんこくどうとんねる】


北九州市門司区門司と山口県下関市を結ぶ海底トンネル。全長3,461m,海底部780m。関門海峡下に位置し,国道2号が通る。関門海峡を道路で結ぶことは長年の夢で,昭和7年以降橋梁かトンネルかが検討され,同12年春トンネル調査を開始。同14年試掘トンネルが貫通し,本工事に着工したが,第2次大戦のため中断。戦後は道路整備特別措置法により,有料道路として同27年日本道路公団のもとで工事が再開され,同33年3月9日に完成した。総事業費約57億円。内部は上下2段式で,上段を自動車専用道(幅員7.5m,2車線),下段(海底部のみ)を歩道(幅員3.85m)と換気のための送気胴とする。歩道はエレベーターで地上と連絡。通行量の増加に伴い第2ルートが検討され,同48年に関門橋が完成した。トンネル内の,昭和56年の交通量は1日約2万3,000台。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7210561