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北九州空港
【きたきゅうしゅうくうこう】


北九州市小倉南区曽根にある第2種空港。曽根飛行場・小倉空港ともいった。周防灘に臨む。昭和19年に陸軍飛行隊曽根飛行場として建設されて使用を開始したが,戦後米軍に接収され専用飛行場となった。同28年に返還され大蔵省の所管となり,民間航空基地として使用され,同31年日本ヘリコプター(現,全日空)により小倉~大阪間の定期便が就航。翌32年福岡航空保安事務所小倉出張所が設置されて第2種空港の指定を受けた。同36年小倉航空保安事務所に昇格,同42年大阪航空局小倉空港事務所,同48年北九州空港事務所に改称された。山地に囲まれており,面積は約61万m(^2)と狭く,滑走路が1,500mしかないためジェット機の発着ができず,旅客数が減少,全日空の北九州~大阪間の定期便も昭和58年11月から運休中で,使用事業会社や新聞社などの小型機の離着陸に利用されている。周防灘の埋立てによる新空港建設計画もある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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