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北野
【きたの】


旧国名:筑後

筑後川右岸に位置し,中央を陣屋川,西端を大刀洗川,東端を小石原川が流れる。地内にある北野天満宮は,天喜2年関白藤原道隆の孫貞仙僧正が京都北野天満宮をその神領の筑後河北荘に荘園守護神として勧請したもので,盛時は75か所の末社と28か所の寺院社家があったという。地名はこれに由来する。河北荘は一名北野荘ともいわれる(荘園志料)。近世以降もこの名社の所在地として御井郡河北地方の中心地となる。
北野(中世)】 室町期から見える地名。
北野荘(中世)】 戦国期に見える荘園名。
北野村(近代)】 明治22~34年の自治体名。
北野町(近代)】 明治34年~現在の三井郡の自治体名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7210647