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九州縦貫自動車道
【きゅうしゅうじゅうかんじどうしゃどう】


北九州市門司区と鹿児島市および宮崎市を結ぶ高速自動車道路。路線名は高速自動車国道九州縦貫自動車道鹿児島線および高速自動車国道九州縦貫自動車道宮崎線。通称は前者が九州自動車道,宮崎県のえびのジャンクションで分岐する後者が宮崎自動車道。門司区黒川を起点とし,福岡(福岡県)・鳥栖(佐賀県)・久留米(福岡県)・熊本・八代(やつしろ)・人吉(以上熊本県)の各市を通ってえびの市で分岐し,鹿児島市および宮崎市へ至る。鳥栖ジャンクションで九州横断自動車道と直交し連絡。延長428km,うち県内は通過延長127.5km,インターチェンジ10。昭和32年制定の国土開発幹線自動車道建設法および高速自動車国道法に基づいて,同41年に福岡市~熊本市の第1次整備計画でスタート,同48年までに全線の整備計画ができた。日本道路公団が工事を行い,同46年6月30日に熊本県の植木~熊本両インターチェンジ間13.9kmが開通したのを皮切りに建設が進み,同50年には福岡~熊本両インターチェンジ間104kmがつながり九州の高速時代が幕明けした。その後も延長を繰り返し,同60年末現在,未開通区間は福岡県の小倉東~八幡西インターチェンジ間18kmと,難工事の八代~えびの両インターチェンジ間61.6km,および鹿児島県の鹿児島北~鹿児島両インターチェンジ間4.7kmを残すのみ。同58年9月の一日平均交通量は粕屋郡古賀町古賀インターチェンジと東区の福岡インターチェンジ間で2万4,484台。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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