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草ケ江本町
【くさがえほんまち】


(近代)昭和6~46年の福岡市の町名。1~4丁目がある。もとは福岡市鳥飼・西新町の各一部。地名は古代の草香江(万葉集4)による。「続風土記」に「俗説に鳥飼村の東の入江なりといふ。一説に荒戸山の下,東南の潮入し所といふ。むかしは此山の南は入海なりしとかや」とある。町名は,樋井川以東の地域(現中央区)が,草ケ江町と名称登録したことに対し,本来の草香江の地であると主張する当地では草ケ江本町と命名することになった。2丁目の県立福岡学園は,明治42年真宗本派寺院共立の代用感化院福岡学園として発足したもので,昭和40年那珂川町に移転。跡地には中村学園大学が設置された。昭和43年一部が城西団地となり,残余は同46年別府1~7丁目となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7210771