100辞書・辞典一括検索

JLogos

44

草場
【くさば】


旧国名:豊前

草庭・草葉とも書いた。祓川下流域左岸の平地に位置する。地名の由来は「豊前遠鏡」によると「芋草豊草を採しなるべし。豊後国風土記に芋草数十株花葉冬栄と云々,かの芋草の花葉とあるにより,草葉村と地名を改革たり」とある。「豊前志」に「草場村に在庁屋敷と称ふ処あり,是れ国府の蹟なるべし」とあり,豊前の国府は草場にあったという説もある。しかし,最近の調査研究では,豊前国府は草場よりやや西南の豊津町国作・惣社付近であったとする説が有力となった。草場神社は豊日別大神宮・官幣大神宮とも呼ばれた古い社で,宇佐八幡とのかかわりも深い。同社では,毎年12月最初の卯の日の早朝,豊作と家内安全を祈る卯祭が行われる。この祭りは,地区で収穫された新米を祓川でとぎ,神社内の造りカマドで炊かれたものを大きな八ツ手の葉に盛って氏子たちに配るという神事である。
草庭名(中世)】 室町期に見える名【みよう】の名。
草場村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
草場(近代)】 明治22年~昭和58年の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7210786