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鞍手軽便鉄道
【くらてけいべんてつどう】


北九州市八幡西区の木屋瀬と香月を結んだ鉄道。延長3.8km,軌間1,067mm,単線。当時の鞍手郡木屋瀬町野面(のぶ)から遠賀(おんが)郡香月村に,石炭輸送を主目的に建設され,大正4年1月に開業。蒸気機関車で貨客車を牽引,主に国有鉄道から乗り入れた石炭貨車が運行された。所有は,大正10年7月帝国炭業,昭和4年9月九州鉱業,同10年6月筑豊鉱業鉄道に移り,同27年筑豊鉄道に譲渡されて間もなく営業を休止,同29年廃止された。跡地の一部は後年筑豊電気鉄道の路線に利用された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7210894