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小石触
【こいしふれ】


旧国名:筑前

(近世)江戸後期の触名。福岡藩領の広域行政区画である触の1つで,大庄屋が置かれた。筑前国遠賀(おんが)郡のうち。福岡藩領の触名は大庄屋の居村の名を冠することが多いため,大庄屋交代にともなってたびたび触名が変更されたが,当触名は文化9年のもの。福岡藩郡方覚(県史資料7)によれば,文化9年の当触の所属村は小石・小竹・若松・戸畑・中原・藤木・修多羅(すたら)・二島・畠田・頓田・払川・竹並・安屋・有毛・乙丸・山鹿・山鹿魚町・高須・浅川・小敷・大鳥居・蜑住(あますみ)・塩屋・本城・本城開の25か村,大庄屋は小石村正次郎で,大庄屋給米100俵。現在の北九州市戸畑区・八幡西区・若松区・芦屋町の各一部にあたる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7211000