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甲宗八幡神社
【こうそうはちまんじんじゃ】


北九州市門司区旧門司1丁目にある神社。旧県社。祭神は応神天皇・神功皇后・多紀理比売命・市寸島比売命・多岐都比売命。門司八幡宮とも称する。神功皇后が三韓出兵の際着用の甲(よろい)を神体とするため甲宗と称したという。貞観2年大宰大弐清原真人が創建,文治元年源範頼・義経が社殿を造立,建武3年足利尊氏が再建したと伝える。大宮司職は創祀以来宇佐大宮司家の大神一族によって世襲され今日に及んでいる。門司関が対外貿易の拠点であることを背景にして豊前守護大内氏およびその被官門司氏の崇敬を受けた。永禄12年毛利元就,慶安3年小笠原忠真が社殿を再建するなど武家の崇敬を集めた。神体の甲は50年に1度公開される(最近では昭和33年)。例祭は10月14~16日。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7211038