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小内田村
【こうちだむら】


旧国名:豊前

(近世)江戸期~明治20年の村名。豊前国田川郡のうち。遠賀(おんが)川支流御祓川の最上流域に位置する。「人畜改帳」では村名が見えず,江戸初期に内田村が当村と大内田村とに分かれたことにより成立したとみられる。小倉藩領。伊田手永に属す。村高は「正保国絵図」470石余,「元禄国絵図」510石余,「天保郷帳」688石余,「旧高旧領」700石余。嘉永5年の家数60・人数239,馬1・牛35(赤村郷土史資料)。享保飢饉の餓死者は65人(開善寺過去帳)。神社は大祖神社。明治初年の物産は米520石・麦70石・櫨4万斤(豊前村誌)。同20年内田村の一部となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7211043