100辞書・辞典一括検索

JLogos

18

五ケ山
【ごかやま】


旧国名:筑前

五箇山とも書いた。背振山地の九千部山と背振山の間の山間部,那珂川最上流域に位置する。地名は,網取・道十里・桑河内・大野・東小河内の5か村があることによるという。背振山寺が栄えた時の僧坊の跡が多い(続風土記拾遺)。筑紫惟門の居城であった五箇山城は,天正14年の島津・秋月氏の攻撃によって高橋紹運の岩屋城が陥落した時,同時に落城したという。一ノ岳城跡・虎ケ岳城跡・白土城跡(一ノ岳城の出城)・御所の原・網取遺跡・山田家老屋敷跡・代官屋敷跡・尼寺跡・五輪の塔などの史跡・遺跡がある。
五箇山村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
五ケ山(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7211099