100辞書・辞典一括検索

JLogos

8

木屋瀬触
【こやのせふれ】


旧国名:筑前

(近世)江戸後期の触名。福岡藩領の広域行政区画である触の1つで,大庄屋が置かれた。筑前国鞍手郡のうち。福岡藩領の触名は大庄屋の居村の名を冠することが多いため,大庄屋交代にともなってたびたび触名が変更されたが,当触名は文化9年のもの。福岡藩郡方覚(県史資料7)によれば,文化9年の当触の所属村は木屋瀬・直方(のおがた)町・永満寺・御徳・感田・畑・上境・篠田・金剛・野面・知古・下境・山部・上頓野・頓野・木屋瀬宿・中泉・赤地の18か村,大庄屋は木屋瀬村藤平で,大庄屋給米100俵。現在の直方市・北九州市八幡西区・小竹町の各一部にあたる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7211252