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犀川
【さいがわ】


英彦(ひこ)山から北流する今川の中流域に位置する。地名は今川の旧称に由来する(正保国絵図・元禄国絵図)。今川中流域の諸集落には「塞ノ神」信仰に関係する小地名が多いが,集落の境が今川の流れで,その渡し場あたりに塞の神を祀っていたことからサイ川と呼び始めたのであろう。中世は仲津郡西郷で旧木山村字宮ノ本鎮座の生立八幡神社は西郷の鎮守神として尊崇されてきた。応永元年西郷刑部左衛門高頼奉納の木造僧形八幡神座像は県文化財で,毎年5月10日・11日の神幸祭は犀川神事として有名で,県無形文化財。
【犀川村(近代)】 明治37年~昭和18年の京都(みやこ)郡の自治体名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7211279