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西戸崎
【さいとざき】


海の中道の先端部分を占める低平地。北は玄界灘,南は博多湾に面する。明治6年の「地理全誌」では,西堂崎と書かれ,今日の西戸崎のうち海の中道からさらに博多湾へとつき出した砂嘴部分だけを称する,ごくせまい範囲の地名である。当時西戸崎の人家は西堂3戸,大岳5戸,久保2戸,藤棚1戸,塩屋2戸と,わずか13戸にすぎない。西堂は仏堂の存在を思わせるが,由来不明。香椎線海ノ中道駅から西へ延びる海岸線が発掘調査された際,奈良期から江戸期へかけての製塩遺跡が確認されている。
【西戸崎(近代)】 昭和28年~現在の大字名。
【西戸崎(近代)】 昭和59年~現在の福岡市東区の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7211292