篠栗トンネル
【ささぐりとんねる】

粕屋郡篠栗町内住と嘉穂郡筑穂町を結ぶ鉄道トンネル。全長4,550m。篠栗線の城戸駅と九郎原駅の間の兎山に位置する。日本鉄道建設公団が施工し，昭和41年に貫通。当時このトンネルは，日田彦山線の釈迦岳トンネルを抜いて九州最長，昭和61年現在では九州の全ＪＲトンネル中第５位。トンネルの城戸寄りは粘土が地下水を含んだ滑石片岩帯で工事は難航，完成までに２年６か月と総工費26億3,000万円を要した。ＪＲ篠栗線は昭和43年５月に営業を開始，福岡地区と筑豊地区は約40分で連絡された。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7211373