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雑餉隈
【ざっしょのくま】


三郡山地の大城山西方,御笠川中流左岸に位置する。地名の雑餉は雑掌(中世の荘官)のことで,隈は曲り角を指すので,御笠川の蛇行を意味すると思われる。江戸中期の「続風土記」には雑餉隈町と見え,「此町半は那珂郡井相田村の内にあり,此半は此郡(御笠郡)山田村の内にあり,故に此町の名両郡に出」とある。享和2年には山田村枝郷として14軒・34人(明細記/近藤家文書),明治初期には同じく山田村枝郷として戸数19(地理全誌)。
【雑餉隈(近代)】 明治22年~昭和31年の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7211389