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椎木
【しいのき】


旧国名:筑前

屏山の北麓に続く丘陵地から遠賀(おんが)川(嘉麻川)の左岸に位置する。地名の由来は,迫谷に大きなシイの木があったことによる(地理全誌)。遠賀川支流の屏川西側の標高80m位の丘陵地にひろがる上椎遺跡は,昭和56年の発掘調査で弥生時代~鎌倉時代の遺構が確認されている。片辺古城は,大友宗麟方の武将毛利鎮実の一族毛利勘解由の居城といわれる。禅宗東光寺には,毛利勘解由の墓と天正6年銘の位牌がある(続風土記)。
椎木村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
椎木(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7211460