城島組
【じょうじまぐみ】

旧国名:筑後

(近世)江戸中期以降の組名。一時芦塚組と称した。久留米藩領における広域行政区画である大庄屋組の１つ。筑後国三潴(みずま)郡のうち。当組に所属する村は，文化４年には城島・高津・原中牟田・六町原・大依・四郎丸・下青木・上青木・上青木（２村あり）・芦塚・下田・楢林・江島・浮島・浜・内野・青木島の17か村（農政農民史料集）。宝暦年間頃の「在方諸覚書」によれば，所属村は17か村，古高１万2,900石余・役高１万2,471石余。文化４年の石高（内検高）は本地１万3,642石余・開方1,905石余，反別は本地620町余（うち田508町余・畑田２町余・畑20町余・居屋敷10町余），この物成4,741石余，開方138町余（うち田128町余・畑２町余），この物成920石余（農政農民史料集）。宝暦７年の竈数888（御旧制調書／久留米市史）。大庄屋は，元禄８年に城島村大石甚左衛門（家勤記得集／同前），宝暦年間芦塚の江頭氏のあとまもなく城島の堤氏が就役（矢賀部家文書／久留米市史）。現在の城島町の一部にあたる。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7211800